照明を明るくする → 生産性が上がった
照明を暗くする → 生産性が上がった
この結果から導き出されたのは、照明の明るさが生産性に与える影響ではありませんでした。この結果が発表されたことで有名になった仮説は「人は自らが研究対象として注目されていると感じると生産性を高める」というものでした。
ジャズを聴く人って、だいたい2つのパターンに分かれてしまう。一方にはBill EvansとかMiles DavisとかJohn Coltraneみたいな「コテコテな昔のジャズ好き」がいる。それはたとえば高年齢者層であったり、あるいはジャズに「癒し」や「リラクゼーション」を求める若い層であったりする。居酒屋やBARでかかっているジャズはこの系統。他方には、エレクトロニックなビートをふんだんに散りばめた「今っぽいクラブジャズ好き」がいる。踊れなければ意味ないっしょ、という感じの。これら二つの層が交わることはほとんどなくて、「ジャズ好き」といっても実は消費者層はたいてい二分されている。でも、Gilles Petersonは、これらふたつの間のミッシングリンクをそっと埋めるような選曲をやってのけるんですよね。古くさくなく、「癒し」に埋没しない、でも60s・70sのジャズスピリッツを失っていない「生っぽい」選曲をする。そのバランス感覚が絶妙。
このpodcastはタダなんだから、聴かなければあまりにもったいない。Gillesが英語でしゃべっている(音楽じゃない)パートも結構あるけれども、そこは飛ばしても良いし、リスニング力うpのために聴いてみても楽しいですよ。まずは、「11月3日」の番組を聴いてみてください(ピアノ好きは「9月3日」の番組を)。凄いよ。世界最高峰の音楽podcastのひとつだと思う。超強力におすすめ!(リンク先の”Subscribe via iTunes”)
前に太田総理(だったと思う)で伊集院光が義家氏と「不良による学級崩壊にどう対処すべきか」という問題でやりあったとき*1、義家氏の「不良に対して教師をマンツーマンに近い形で付けてフォローする」という主張に対して、伊集院は
「そうやって不良にリソースがどんどん割かれていることを目の当たりにして、勉強も運動も特にできるわけでもない、ただ真面目にやってるだけが取り得のような生徒はその状況をどう解釈したら良いんだ!?」
というような事を強く主張していたんだけど、これを理解できた人が視聴者の何割居ただろうか。
勉強も運動もできるわけではないから正の方向に注目を浴びるでもなく、でも真面目にやってて問題や害が無いからという理由で負の方向の注目も浴びるでもないため、できる人にだけならまだしも不良にまで本来平等に振り分けられるはずのリソースを奪われるという状況の主張。
極端な話、いじめられっ子がいじめっ子にケアのリソースを無条件で奪われ続ける、というような話。ゴネ得のもっと酷いもの。
対症療法的に「この人が今問題だからこの人にリソースをかけましょう」という事しか考えず、この「真面目だけがとりえで生きている人の徒労感・損した感」みたいなものをどこかでケアすることをスルーし続けると、「真面目な奴ほど馬鹿を見る」という傾向が強まっていくのではないかと思うが。